真白な世界、粉雪が舞い気温もマイナスと寒い一日から始まった四月卯月(うづき)も早十日。
二週間前の三月の終わりごろには、春の息吹を求めて、湖に最も近い場所、月形地区の県道や農道、湖岸道路と水田にまだ雪が残る畦道等、右を見たり左を見たりと忙しく探し歩いたのが嘘の様に、沢山の小さな花達が群れを成し咲き出しました。 余りにも身近過ぎて気にも留めないでいた草花で、雑草の呼び名で一括りされ、踏まれてしまっているもの達が、此の時季だからこそ、芽生え出した今、ちょっと屈みこんで小さな花達を観察してみました。 今日は八日の日(火曜日)に湖南港までを往復した時に撮った、いわゆる雑草の話です。 側道・空き地・畦道と花畑かと思ってしまう程、隙間なく繁殖し、生命力が強く庭の手入れをする方達にとっては厄介な植物ですが、そこをちょっと堪えて頂いて・・・見て下さいね! 下の三枚の写真はその代表格です。 一番目左側は「ヒメオドリコソウ」(姫踊り子草)。
何と原産地はヨーロッパで、明治の中頃に日本に入って来た帰化植物で、今一番増えています。 元々日本在来の「オドリコソウ」があり、花の付き方はなどよく似ていて、小型であるところから頭に小さいと云う意味を表す「ヒメ」(姫)を付けて呼ぶようになったそうです。 外来種の繁殖は強く、一回り大きな日本古来の「オドリコソウ」ですが、中々見つける事が難しくなってしまいました。 写真を見て頂くと葉が幾つかの段になり、上に行くほど濃い紫になり、薄いピンクの花が横を向いて咲いています。
この色が一般的ですが、その隣に白い花を付けている物も同じ「ヒメオドリコソウ」で、花の付き方は同じですが葉は緑です。 中々白を見つけるのは難しいのですが・・・。 この写真は偶然に撮ったのではなく、必ず見る事の出来る場所があるのです! それが我が町「湖南町舘」なのです。 何故か・・? 分かりませんが舘の集落周辺では、一輪・二輪では無く沢山の群れを見つける事が出来ます。 隣の集落、横沢や舟津では今の所見れていません。 舘浜の湖岸道路付近から県道9号線を渡り、山間までの間で見る事が出来ます。 白い花は此れから本番を向かえますので、良かったら車を置いて散歩し見つけて下さいね。 二番目中央の写真はよく似た「ホトケノザ」(仏の座)です。 同じ所に咲きますが此方は世界各国に広く分布しています。 暑さにはとても強いのですが、少し寒さに弱く以前は北海道では見られませんでしたが、近年移入したようです。 写真では分かり辛いのですが、花の下にある葉の形が「仏様の台座」に似ている事が名前の由来です。 花は上向きに咲き、色は赤紫を帯びています。 子供たちが元気よく自然を相手に遊んでいた時代には、花の蜜を吸い甘さを楽しんでいたようですが・・・遠い昔昭和の話です。 近年は「ヒメオドリコソウ」や写真に一緒に写るブルーの花「オオイヌノフグリ」等に負け、数を減らしています。 また春の七草の「ホトケノザ」とは名前が一緒ですが、違いますので注意して下さい。 三番目右側の写真は「ツクシ」(土筆)です。 漢字が示す様に先端の部分が筆に似ていて、土から突き出すように生えて来る姿から、この字が使われた日本独自の当て字だそうです。 淡い茶色で節に「はかま」と呼ばれる葉が付き、大きくなると「杉菜」と呼ばれる植物です。 「ツクシ」は春の山菜の一つで食べる事が出来ますが、まだ味わった事はありません。 今日は一番身近な植物で、雑草と厄介ものとして扱われている草花を取り上げましたが、まだ咲き始めの今、何気に踏みしめてしまう草花はとてもかわいいですよ! 一番上の写真は3月22日一輪だけ咲き、27日に数輪、そして八日と17日間も経ったので、もう満開だろうと思っていたのですが、ご覧の様にまだ三分咲き! 梅ってこんなに満開になるまでかかるの?・・・と、少しがっかりした舟津の紅梅です。 ネットで調べたら桜と違い、気温が低いと途中で足踏みをするそうで、五分咲きから十日もかかるとか・・・? 湖南では桜が咲くか、紅梅が満開になるか? 楽しみが増えました。




