10月03日 木曜日

日記

もう10月神無月。 驚いたことに、先月9月に入ると各スーパー等では、クリスマスケーキやおせち料理の予約受付が始まっていて、年々早くなる気がしているのは私だけでしょうか?。 何故か急かされている気分で、特に今年は残暑が厳しかった事もあり、不思議な感覚でした。 「せまい日本そんなに急いで何処へ行く」のスローガンを口にしてしまいました。 なんと1973年交通安全の標語で内閣総理大臣賞に輝いた文句だそうです。 51年も前のものですが、現在にぴったりの様な気がしますが・・・如何でしょうか?。 9月中旬ごろから、この辺りでは稲刈りが始まり、今週に入って本格的になり、農家の方達は忙しい毎日を過ごしている様です。 この夏ごろから、米不足が騒がれ、店の棚からお米が消え、連日ニュースになっていますが、直ぐそこに黄金色に染まった田圃を間近に見ているせいでしょうか? 本当なのと深刻に考える事も無く過ごして来ました。 只、今年の田圃はいつもより、稲が倒れてしまっている様な気がして、農家の方に尋ねたところ、専門用語で稲が倒れた状態を倒伏(とうふく)と云い、成長期の日照不足で弱くなっている所に、風雨の力が加わり倒れたとの事です。 例年に無い台風の動きと雨量が、大きな原因と教えて頂きました。 昭和の時代なら、手作業で大変な思いをしましたが、機械の発達コンバインの進化により、倒伏した稲を引き起こし、刈り取る事が可能だと言われ、刈り取り作業を見せて頂きました。 只、お金も大変な様で、一つの家では無理で、数人のグループで購入しているとの事です。 それでも殆どの家が皆歳をとり、若い人達からはそこまでしないで、田畑ごと貸し出せば良いのにと、反対する声も聞かれるとの事です。 便利になればなる程、問題も山積みのようです。
昭和の時代、刈り取った稲を自然の太陽と風を利用しての乾燥「天日干し」が懐かしく思い出され、「くい」に掛ける「くいがけ」の風景や、場所によっては水平に掛ける「はさがけ」が、コンバインの登場で消えてしまった事が残念です。 只、若い人で新しく農業を始めて、体力的にも余裕のある人達は、自然乾燥にこだわり、その分お米も高く売れ、しっかりしたビジョンを持って取り組んでいる様子をニュースで見る事が出来、もっともっと増えてくれれば・・・と、畦道を走りながら、二本だけ「くいがけ」を見る事が出来、写真に修めて帰って来ました。
上の最初の写真は、二日前の一日、雲一つ無い青空の下の磐梯山と、稲穂の無い「わら」の乾燥風景です。 下の写真は昭和の時代、この周辺の田圃には、何十本の「くい」が打たれた事を思い出させる「くいがけ」の写真と、稲が全部倒れた田圃に、その稲を引き起こして刈り取るコンバインの作業様子です。 
三枚の写真は同じ一日ですが、午前中の青空が嘘のように、午後から曇り出して少し薄暗くなってしまった時のものです。  懐かしさと進化を同時に見て頂けたら嬉しいです。

「くいがけ」「はさがけ」の名称は地方によって、色々な呼び名がある様です!